新作講談「仁義なき戦い」キックオフ
2021年1月7日に発出された緊急事態宣言が、3月7日までの延長を経て、3月21日までの再延長が決定されました。
おうち時間が長くなり、講談席へもお邪魔する機会が制限された時間を活用して、まとめあげたものが「徳川天一坊」です。
ここへきて再延長。
ため息、ひとつ。ため息、ふたつ…。
でも、気持ちを腐らせることなく、次につなげるために、「わたしの講談事始」でもうひとコンテンツを仕上げようと思い立ちました。天一坊に続き、何度となく聴いている「天保水滸伝」や、神田阿久鯉先生で現在進行形の「畦倉重四郎」のあらすじまとめはどうかな?
いや、待てよ。
それは「講談るうむ」さんがやってくれているではないか。
これまで取り上げられたことのない読み物。わたしならではのコンテンツってなんだろう? 天一坊の時に大切にした現場感の再現、記録として残せるもの。
そこで思い立ったのが、新作講談「仁義なき戦い」です。
これは昨年、2020年1月31日に大阪の講談席である此花千鳥亭で口演されたもの。旭堂小南陵さんと旭堂南龍さんによる四席の俥読みでした。胸をわくわくさせて寄らせていただいた記憶がよみがえってきます。
講談らしい連続物、そして俥読み。しかも新作である。
俄然やる気が湧いてきた!
お前に決めた!
まずは資料集め。
昨年のチラシや自分メモを引っ張り出します。
あれ?チラシは「仁義なき闘い」になってるな?
そして、映画の見直し。
DVDを借りてきました。そして途中まで見て、間違いに気づく。
仁義シリーズの1作目じゃない。講談化されたのは2作目の「広島死闘編」だということに!
まあ、焦らず。
緊急事態宣言期限の3月21日を〆切として完成を目指したいと思います。
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