第47期棋王就位式へ
みなさま、こんにちは。
今回のブログは少し毛色が違いますが、将棋タイトルの一つである第47期棋王就位式へ一般参加した様子を記したいと思います。一般の参加者を入れての就位式はコロナ禍となってから久しい開催ということでした。
第47期棋王就位式
日時:2022年5月30日(月) 17時00分~(19時頃閉式)
場所:ホテルニューオータニ「鳳凰東中の間」(ガーデンタワー宴会場階)
内容:第47期棋王就位式立会、記念写真撮影、食事(着席形式)、お土産付き
この就位式の前日には名人戦の第5局があり、渡辺明棋王が名人防衛。名人戦三連覇を達成されました。表情も晴れやかです。黒紋付も素敵です。
棋王就位式は30~40分程度でした。
その後、食事をたのしみながら、順番に一人ずつ渡辺棋王と記念撮影。
※就位式の式次第は画像をご覧ください
就位式は関係各社・団体の挨拶、就位状授与が厳かに行われ、祝辞でサバンナの高橋茂雄さん(NHK「将棋フォーカス」司会)が登場されたあたりからあたたかく緊張が緩んだ雰囲気になりました。そして、スペシャルシークレットゲストに東京ヤクルトスワローズのマスコット・つば九郎が登場して一気に盛り上がりました(渡辺明棋王はスワローズのファンです)。
写真撮影ができましたので、はじめはもじもじしてしまいましたが、つば九郎登場の時は思わず走って写真を撮りに行ってしまいました。(失礼しました…)
就位式の最後は渡辺明棋王の謝辞。
10連覇ということもあり、調子のよいときも苦しい時もこの棋王というタイトルと一緒に歩んできたことを振り返られました。競争の激しい棋界にあって、第一線で戦い続けその成果を維持し続けることは並大抵のことではないと、改めて渡辺棋王の才能と、才能だけではないであろう継続の力に感嘆しました。
献立表がなかったのですが、グリーンピースのポタージュ(?)が個人的にはとてもおいしかったです。
記念撮影のときに渡辺棋王と少しお話できて(無理くり)、将棋よりも長年の趣味は講談や演芸で、渡辺棋王と神田伯山さんが以前対談していたことに驚いた旨お伝えしたところ、「今度(講談へ)行くんですよ」とおっしゃられていました!わあぁ!誰の?いつ?と詳しくお伺いしたかったですが、「たのしんで来てください!」と言うのが精いっぱいでした。
きっとSNSでつぶやいてくださるでしょう。たのしみです。
お土産は渡辺棋王の筆による扇でした。
なんて?
探頥致遠かな?
後で調べてみます。
コロナ禍となり、なにか家でひとりでもたのしめる趣味を探していて将棋にたどり着きました。
なので、将棋白帯のわたしが就位式の当選通知を受け取った時には正直「詰んだ…」と困惑しましたが、こんな経験一生に一度だぞ、と出席しました。しかし、行ってみるとわたしの心配は杞憂でした。ひとり参加者がほとんどですので、みなさん緊張されているようでしたが、お祝いの席ということもあり、徐々に緊張もほぐれ食事をたのしみ、渡辺棋王とのひとりずつの記念撮影で顔を引きつらせ(でもうれしい!)、出席されていた棋士の先生方やゲストのサバンナ高橋さんとも同テーブルの方と誘い合ってお写真を撮っていただきました。
同テーブルの将棋の先輩ファンの方にいろいろお話をお伺いすることもできて感謝です。
「囲碁ではなくて、なぜ将棋なのか?」と問われたときに、駒がそれぞれ個性ある動きをすること、その個性を生かして戦うことがおもしろいと思ったことを返答しました。自分で言って、思い返しても本当そうだなと。
服装は男性ならスーツ、女性は結婚式の二次会程度のフォーマルさで大丈夫そうです。和装で出席されている方もいて素敵でした。
渡辺棋王が棋王を初めて奪取した2013年。
わたしの10年前はいったいどんなだったっけ?
とりあえず、そんなにすごいことはできないけど、このWebサイト「わたしの講談事始」を10年続けることを目標にしようと思います。
<おまけ>将棋と講談の関係
・講談の演目「将棋の御意見」「将棋大名」(「大名将棋」?)、落語の「将棋の殿様」。
・渡辺明棋王と神田伯山先生が同じ学校の同窓生であること(YouTube「神田伯山ティービー」に対談が上がっています)
・先生と呼称されること
・わたしが将棋を始めた2021年頃、講談「徳川天一坊」を聴いていると、なんとなく盤面が天一坊と大岡忠相の攻防に見えてきたこと(わたし、どうかしている…)。ブログにも残しているのでよければどうぞ。
■ブログ記事「忠相と天一坊一味の攻防が将棋の盤面に見えてくる」(2021.2.21)
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