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わたし

暮れの泉岳寺

みなさま、こんにちは。

先日、泉岳寺へ行ってまいりました。


実はわたしは講談好きのくせに赤穂義士伝が苦手でして…

しかし。

ふと、泉岳寺に行ってみようかな?と思ったのがきっかけで、四十七士のお墓参りをしてきました。


行く前までは、四十七士全員のお墓があるのかな?くらいの知識でしたよ…


JR高輪ゲートウェイ駅から徒歩で5分程度。

泉岳寺の山門前では大石内蔵助良雄銅像に迎えられ、いざ境内へ。

境内には吉良公の首を洗ったと伝わる「首洗いの井戸」、大石主税が切腹した松平隠岐守三田屋敷に植えられていた梅の移植されたもの等、赤穂義士にちなむ見所が各所にあります。


そして、赤穂義士墓地へ。

入口で墓守のおじさんからお線香を買い求めると、1墓につき2本の線香をあげると丁度よいとのこと。

全部で48墓。

講談好きな方なら、47ではなく48である理由をご存じの方も多いのでは。ちゃんと説明書きにもその旨記載がありますので、ご心配なく(HPにも説明があります)。

近松勘六のお墓もあった!

ひとりずつお線香をあげ、手を合わせていきます。

お墓という物理的な存在感が、数百年前にあった事実をひしひしと感じさせ、「赤穂義士たちの已むに已まれぬ心情」までにも想像が膨らんでいくようでした。

※写真内に「音声ガイド」の案内がありますが、宝井琴調先生がご担当されています


赤穂義士記念館、講堂二階にある義士木像館も見学。


博物館では、吉良邸から泉岳寺まで道のり約10キロを義士たちが3時間かけた道程が地図上に示されていたり、「伝赤埴源蔵所用」とされる鉄甲懸、当夜の装備の重量が約20㎏!であったこと、吉良側に上野介の首が返された時の「首請取状」!など、さまざまなことをコンパクトに知ることができます。


木造館は、なんと四十七士すべての木像があります!

(なんとなんと近松勘六の木像は修復中でありませんでした…)

実際のお顔と似ているのかはさておき、一人一人のプロフィール(下記参照)とともに、こんな感じだったのかなと思いはせながら見て回りました。ブルーフェイスの萱野三平もぜひ見てほしい!


<例>

神崎与五郎

行年:28歳

藩職/禄高:徒士横目/五両三人扶持

討入守備:表門隊 屋外警備

お預け所:水野家


お墓参りと見学で、約1時間半。

泉岳寺門前のお土産物屋さんで有平糖を買って帰りました。

ほどよい甘さとサクサクした食感でおいしい。


これからは少し違った気持ちで赤穂義士伝を聴けそうです。

それではみなさまよいお年を。

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