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わたし

祝『本牧亭の灯は消えず』文庫化


YouTube神田伯山ティービィーで「宝井琴調×神田伯山「忘れじの講釈場・本牧亭」」を観ました。

これは、1991年に駸々堂出版より刊行された石井英子/著『本牧亭の灯は消えず 席亭・石井英子一代記』が、中央公論新社より文庫化して発売されるのを記念しての対談です。


番組の中で、若い頃の琴調先生が本牧亭で公演された際の映像が流れます。とても貴重ですね。檜舞台や裏側まで贅をつくしていて、小屋づくりから強い美学を感じます。それだけに席亭であった石井英子さんがどのような心意気で本牧亭をきりもりされていたか気になります。

10/19(火)中公文庫での発売、たのしみに待っています。


それにしても、本牧亭を語る時の琴調先生がとても嬉しそう!

こちらまでニコニコしてしまいました。講談が苦しく食べていけない時代だったと思われますが、その苦労も青春と若さの思い出として輝いた時代なのでしょうね。それだけ頑張っていたという証拠、まぶしいです。

個人的におもしろいなぁと思ったのは、神田松鯉先生に髪型の許可を取る義理がたい琴調先生のエピソード。ちょっと落語界にも似た話を聞いたことがあるぞ。それだけ縦社会というか、人と人との関係性が濃い世界なんだなぁと思った次第です。

年末恒例の鈴本での琴調先生主任の芝居、今年もたのしみにしています!


番組の中で、泉岳寺での講談会のお知らせもありました。

講談協会と日本講談協会、2団体が交流するエポックメイキングな会となりそうです。わたしも近いうちにお伺いできたらと思います。


いつか。

令和の本牧亭が、講談定席が、よみがえったら…。

働かせてほしい!

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