わたし
杉戸屋供述調書(「畔倉重四郎 城富歎訴」)
みなさま、残暑お見舞い申し上げます。
さて今回は興に乗っての資料作りです。
連続講談「畔倉重四郎」の第三話にあたる「城富歎訴」の資料を作ってみました。
畔倉重四郎が殺害した穀屋平兵衛ですが、殺害現場に杉戸屋の煙草入れが落ちていたことから、殺害の濡れ衣を着せられた杉戸屋富右衛門。息子の城富(じょうとみ)の願いを受けて大岡越前守による再調べを受けます。そのあらましを述調書風にまとめてみました。
洒落ですよ!
畔倉の非道な物語と、父の汚名を晴らそうとする城富のふたつの物語が並行して進むこの講談。杉戸屋の再調べにより大岡越前守が動き出す。そのきっかけとなる「城富歎訴」。物語が展開するための大事な仕込みの一話ですが、畔倉も出てこないしなんとも地味ですよね。
でも、杉戸屋が無罪であることを固めていくためにも杉戸屋の行動を知っておくことは大切。
穀屋平兵衛が殺害された当日、杉戸屋はどこで何をしていたのか?
杉戸屋の移動をまとめた地図付きです。
畔倉鑑賞のおともになれば幸いです。
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