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Q11 講談師さんはなんて呼んだらいいの?

Q11.講談師さんはなんて呼んだらいいの?

A11.上の亭号ではなく下のお名前で呼びましょう



講談のみならず、落語、浪曲などは流派ごとに同じ亭号(ていごう;姓のようなもの)を名乗ります。

そのため上の亭号で呼ぶと、誰の事?という事態になってしまいます。


 例)神田山陽 → ×神田さん 〇山陽さん(または先生の敬称をつけて、山陽先生)


一般社会だと、いきなり下の名前で呼ぶのは失礼に当たりますが、演芸の世界では下のお名前で呼ぶことが慣例となっています。恐れず下のお名前で呼んでみましょう。


また、真打の講談師さんは、「さん」ではなく「先生」という敬称をつけるのがベターです。落語の場合ですと「師匠」という敬称を使いますが、講談の場合は「先生」です。これは、講談の出発点が軍談を講義したことに由来するためと思われます。


わたし自身、講談を聴き始めた頃は「そんなまだ講談を少ししか知らないのに、その業界を知ったように〇〇先生って呼ぶなんてできない…わたしなんかが…」とドギマギしました。でも好きな講談師さんができて、いろんな読み物を聴くうちに、自然と尊敬や感嘆する気持ちから「〇〇先生」と呼べるようになりました。

しかし、真打かわからない、自分が〇〇先生なんてよいかしら?と迷うようでしたら、「〇〇さん」で行ってみましょう!

ただし亭号で「神田さん」「旭堂さん」は避けましょう。

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