top of page
わたし

あの子は軍記物が好き

ご無沙汰しております。

最近のわたしは受験生サポートモード。親戚の子が大学受験のため、ひとりで東京滞在を数回します。そこで、都内在住のわたしがサポートを仰せつかったわけです。

具体的に何するの?というと、夜ごはんを一緒に食べる、という。笑。でもでも、20歳も年の離れた子となに話せばいいんだろう?と若干焦っていました。

先日、第一回目の東京滞在の折、たいへん盛上る共通の話題を見つけました。

軍記物が好き。

わわわ!

「今日の試験どうだった?」というきっかけから、古文・漢文が好きという情報を引きだし、そこから「わたしは去年『平家物語』を読んだよ」と話題をふったところ、急に目がキラキラと輝いたのです。

そこからはめくるめく軍記物談義。まずは敦盛の最期「ただとくとく頸をとれ」には「ああいう(覚悟の決まった)16歳になりたかった」と言う。そして承久の乱や平家残党狩りのエピソードなど、出るわ出るわ。時間はアッというまに過ぎました。笑。

くどくどと感情を述べるよりも、描写と発話から立ち上ってくる情感、時代特有の武士の覚悟、そんなところに共感しているよう。きっとこの子、講談も好きだなと思いました。でも突然講談について熱く語りだしても引かれそう…っていうか、受験前日に何やってんだ!

これから徐々に間合いを詰めて、講談を紹介してみようと思いました。そんなたくらみ顔のわたし。ふふふ。

さて、今日もこれからサポート活動に出かけます。前回はわたしの(お前のじゃない)平知盛を熱く語れる時間がなかったので、今日は少しくらいお話しできるかな?

こちらの本を持っていこうと思います。付箋だらけの『平家物語』。笑。

『平家物語』日本の古典をよむ13(小学館 )

今年初めての更新が2月…ああ、書きたいことはいろいろあるのに追いついておりません。。次回は1月に大阪で講談を聴いてきたよ!という話題でお会いできるかと思います。たぶん。

タグ:

Recent Posts
Archive
Search By Tags
bottom of page