朝練で「徳川天一坊」
ほぼ毎週日曜に開催されている朝練講談会。9時半~10時半で若手二人が1席ずつ。1000円で気軽に講談を聴ける会。人気者が出演したり、おもしろそうな企画が出ると、開場前から行列ができるほど。最近では朝練二扇会(浪曲と講談)も開催されます。秋分の日の連休ではスペシャルな3日連続開催でした。
9月17日(土)朝練講談会 神田春陽/神田松之丞
9月18日(日)朝練二扇会 神田春陽/玉川太福(浪曲)
9月19日(月祝)朝練二扇会 神田真紅/玉川太福(浪曲)
残念ながら1日しか行けませんでしたが、一年ぶりに春陽さんの「徳川天一坊」を聴くことができました!
昨年、朝練講談会の連続企画で春陽さんの「徳川天一坊」を計8話聴きました。その弩級のおもしろさったら!!次は次はどっどうなるのっ!?と胸をどきどきさせながら毎日物語を追いかけた。
その時の演目は以下の通り
・天一坊の生い立ち ・伊予の山中 ・天忠坊日真 ・山之内伊賀亮 ・大坂の巻 ・三枝金三郎 ・越前登場 ・越前閉門
そして待ちに待ったその続きは、一年後でした。一年もたったの…(遠い目)。今回とくにネタ出しはなかったのですが、そんな時ほど出会えた喜びはひとしおですよね。この二日間での口演は、
・越前閉門破り
・閉門御免、越前登城
はい、物語も佳境に近づいてきました(たぶん)。残念ながら「越前閉門破り」は聴けず…。いつか出会えるだろうか…。こんな長い物語を昔の人たちはどのように聴いていたのでしょうか?昔のように講談専門の寄席(釈場)があったなら、連続口演を毎日のようにたのしめたのかな?むむむ、うらやましい。再現でもいい、一度だけでも体験してみたい。
連続口演のたのしみを知ったのも朝練講談会のおかげでした。わたしのような初心者にとって、とても気軽に通える会です。感謝。
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